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新潟駅の1日の乗車人員を知ってますか? たった3万6769人です。

【JR東日本管内で、111番目。1位は新宿駅で約76万人!(2006年度)】
現在、658億円の税金を投入して新潟駅を高架する事業がすすめられていますが、これだけの大金を使う価値があるのでしょうか?
この他に幹線道路と駅前広場整備に738億円、合計1396億円もかけるそうです。
試算によると事業による効果は2690億円ですが、この「効果」というのがさっぱりわかりません。
新潟市の資料では、
①幹線道路の混雑が緩和され、自動車利用者の移動時間の短縮・ガソリンの節約が図られる。
②鉄道・バス等の乗換え時間が短縮される。
③上下移動に対してはエレベーターやエスカレーターを整備し、高齢者や体の不自由な方の利便性、快適性が向上される。
④駅前広場に憩いの空間が創出でき交流機会が増大され、また植栽を配し広場の景観の向上が図られる。
⑤駅前広場の充実により、新潟市の陸の玄関口にふさわしいシンボル機能を有し、駅前広場の価値が向上される。
となっていて、この5つの効果を合わせると、2690億円だそうです。
もちろん、複雑な算出根拠を用意されていると思いますが、一般市民の感覚として、本当にこれらの効果を数値化できるの?しかも費用の2倍以上の効果があるの?、なんか変だと思いませんか?

新潟は「極端な車社会」になってしまいました。
「地下鉄」は絶対無理(地面を掘れば水浸し)ですし、昔あった路面電車も廃止されてしまったので、軌道での移動手段が極端に少ない、全国でもめずらしい都市になってしまっています。
「新潟駅」を利用する人は、たった1日約3万7千人くらいしかいないのに、本当にこれだけのお金を投じる必要があったのでしょうか?
同じ金をかけるなら、もっと別の事業の方がよかったのではないでしょうか?

政令指定都市になって何か変わりましたか?
何か便利になりましたか?
活気が出ましたか?

多くの方は「NO」ではないでしょうか。
「コンパクトシティ」をめざすのはいいとして、やはり公共交通手段が「バス」だのみでよいのでしょうか?
新潟市の「にいがた交通戦略プラン」を見て、思わず「バス会社の経営計画」?と思ってしまいました。
まさに、「バスと一蓮托生」の計画になっています。
なぜ、私たちが「バスを使わないでマイカーを使うのか」をもっと考えるべきではないでしょうか?
便利が悪いから使わないのであって、「本数を増やしたり」「路線を増やしたり」しても、結局使わないのではないかと思います。
やはり、「軌道」を充実させるべきではないでしょうか?
「軌道」は資金が必要ですが、「新潟駅を立体化する」よりはるかにいいと思います。
(このほかに、「堀」を復活させる計画もありますが、「昔のような堀を本当に再生する」ならともかく、「中途半端な堀」をつくっても、ほとんど意味がないのでは?)
A.H

【参考】
JR東日本
http://www.jreast.co.jp/passenger/2006_01.html
新潟市(新潟駅周辺整備に係る費用)
http://www.city.niigata.jp/info/ekisyu/jigyo-keikakugaiyo/jigyo-keikakugaiyo9.htm
新潟市(新潟駅周辺整備効果)
http://www.city.niigata.jp/info/ekisyu/jigyo-keikakugaiyo/jigyo-keikakugaiyo10.htm
新潟市(にいがた交通戦略プラン)
http://www.city.niigata.jp/info/kotsu/pc.sennryaku2/pc_sennryaku2.htm

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