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新潟のコメはどうなるのか。

◆新潟県の農家数 → 106,528戸(全国第3位。1位は長野県 126,857戸)
◆うち、専業農家 → 13.2%(全国第41位。1位は北海道 52.2%)
◆一戸当たりの耕地面積 → 1.69ha(全国1位は北海道 17.46ha)
◆日本の水稲生産コスト → 1kg当たり約280円(アメリカは 36円)

《現状と課題》
・農業だけでは生活が成り立たないため、専業農家は非常に少なく、兼業農家の多くはや建設業やサービス業に従事しています。
・新潟県にとって、雇用を確保する意味からも、農業と建設業は非常に重要な産業といえます。
・農家の担い手のうち、60%は60歳以上、しかも40%は70歳以上であり、新たに就農する人はほとんどいないため、近い将来どうなるか危惧されています。
・また、WTO問題の進展によっては米の価格が暴落する可能性があります。
・コメの輸入は約800%もの高い関税をかけて保護しているので、今のところ国内農業への影響はないが、仮に関税がなくなると1kgあたり40円から50円程度で輸入されることになります。
・今、新潟産コシヒカリの卸売価格は1kgあたり約400円程度なので、約10分の1の価格になるという可能性があります。
(アメリカの水稲生産コストが安い要因)
①大規模 (日本の平均作付け面積は 1ha → アメリカは 280ha!※新潟島の約3分の1)
※従って大型機械が使用でき、非常に効率的。
②種まき (日本は田植機 → アメリカは飛行機!)
・価格競争ではとうてい太刀打ちできません。
・ひと昔前、マズイ外国産米を食べた経験がありますが、近年では外国産のコメも品質、味覚の面で改良が加えられており、国産のコメと遜色ない味になっているそうです。
・価格でも負け、味覚も変わらないのであれば日本のコメは駆逐されてしまいます。
・しかし、日本にとってコメづくりは絶対守っていかなければならない、民族の誇りであり宝です。
・守るためには、所得補償制度や直接支払い制度によって、国営に近いシステムにするしか手段はないのではないでしょうか。
・早急に施策を実施しなければ間に合わなくなってしまいます。
【参考】
国内農業の体質強化に向けて(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/topics/epa_wg/
新潟県100の指標(農業関係) → この100の指標は便利です。
http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/hyaku19-103-1.xls
A.H
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